こんにちは、株歴6年目のつんつん(@ZPuriko)です。
そろそろ2019年末で非課税期間が満了の2015年にNISA口座で買付けた株の対応を考えようと思うので、2018年の対応事例を元に、ロールオーバー対応について整理してみました。
NISA口座の非課税期間は5年間。
2014年にNISA口座で購入した株は、2018年末で5年間の非課税期間を終えました。
今回の記事は、
- NISAのロールオーバーって何?
- 2015年買付け分をロールオーバーしたいので対応方法を知りたい
参考になれば幸いです。
私が2014年買付けた株の銘柄はこちらです。
NISA非課税期間終了前にやるべきこと
NISAは2014年に始まった制度なので、ロールオーバー対応の前例がなく、対応手順が分からずどうしたらいいんだろうとオロオロしました・・・
対応方法として、5年間の非課税期間が終了前に、
- 売却する
- 課税口座へ移管する
- ロールオーバーする
という3択から対応を決める必要があります。
下記は、2014年に買付けた銘柄の対応結果の一覧です。
銘柄名 | 購入金額 | 譲渡時期と譲渡損益(売却損益) | 対応 |
スターバックスコーヒージャパン | 112,000円 | 2014年 34,800円 | ①売却 |
三井海洋開発 | 225,000円 | 2018年 140,000円 | ①売却 |
トレンダーズ | 80,000円 | 2018年 180,000円 | ①売却 |
ユーグレナ | 161,000円 | 2018年 0円 | ③ロールオーバー |
ポーラオルビスホールディングス | 398,000円 | 2018年 100株のみ譲渡 350,500円 | ①売却+③ロールオーバー |
①売却と③ロールオーバーをしました
上記の表のように2018年末までに①売却を、2018年末に③ロールオーバーしました。
①売却の判断基準
自分自身が納得できる水準の含み益が出ていたら売却。
非課税メリット受けたい株投資先であれば、翌年以降のNISA枠を使って買い戻せばいいかなと考えています。
③ロールオーバーの判断基準
③ロールオーバーとは、6年目(2014年買付けの場合は2019年)のNISA口座に移管することです。
私が良くわかっていなかったポイントは下記の取得価格がロールオーバー時点の時価となるという部分。
ロールオーバーをする場合、取得価格は年末に行うロールオーバー時点の時価となる。
楽天証券より
参考 https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20180314-01.html
ロールオーバー時点の時価とは、年末の最終売買日の終値の価格のことです。
(念のため楽天証券のコールセンターに確認しました。)
ユーグレナは企業活動に惚れ込んでいて、ポーラオルビスは長期優待があり、どちらもずっと保有したい株だったので、含み損・含み益は考慮せずロールオーバーしました。
ロールオーバーしても株主番号は変わらないので、長期株主優待ありの銘柄に適しています。
楽天証券NISAロールオーバーの手続き
想像以上に簡単に対応できますのでご安心ください。
楽天証券から「詳細なお手続き等は10月以降にお知らせしますという」アナウンスがあるので、10月までは詳細を待ちます。
簡単!ロールオーバー対応手順
申込み受付状況一覧の中でこちら側での対応は履歴欄のピンク色のチェックの項目のみです。
【ロールオーバーの申し込み】
ロールオーバーの受付が開始されると、Web上に2014年買付けた保有中の銘柄一覧が表示されますので、選択欄□にチェックを入れて選ぶだけです。
※2018年12月14日17時までが締め切りでした
【ロールオーバー申込書】
選択欄□にチェックをいれた銘柄が記載されたロールオーバー申込書が楽天証券から自宅に郵送で届きます。
※申込書は2018年12月19日までに投函する必要がありました
書類を完成させ、楽天証券へ返送します。
以上でこちら側の対応は完了。
以降は楽天証券側の対応が完了するとロールオーバー完了です!
NISAロールオーバー後の取得単価表示(楽天証券の場合)
ロールオーバーすることにより取得単価の表示が変わります。
表示が変わるだけで実際のお金が増える減るわけではなく特に問題はないのですが、そもそもいくら投資したかわからなくなってしまうので、元の取得単価を手元で記録しておいた方が良いと思います。
含み損の銘柄の場合の取得単価表示
例えば、
ユーグレナの場合は、
現在価格1,118円×100
-【2014年】取得単価:1,610円×100
=‐49,200円の含み損なのですが。。。
2018年12月28日最終売買日の終値は581円だったので、評価損益はプラス表示となります。
2019年の現在の楽天証券の画面(ユーグレナ)
この表示をみると2014年の買値を忘れ、かなりの含み益が出ている!と思ってしまいそうですよね。
含み益の銘柄の場合の取得単価表示
ポーラ・オルビスの場合は、
現在価格:880,800円(=2,936円×300株)
-取得価格298,500円(=995円(=3,980円÷4分割)×300株)
=+582,300円の含み益のはずが、
2018年12月28日の終値である取得価額が2,969円のため、評価損益はマイナス表示になっています。
2019年現在の楽天証券の画面(ポーラ・オルビスHD)
正直ややこしい・・・ので自分用に手元でもともとの投資額は記録してます。
方針さえ決まればNISAロールオーバーは簡単
非課税期間終了に向けて、売却、課税口座へ移管、ロールオーバーの3択から方針さえ決まめてしまえば、ロールオーバー対応は簡単でした。
対応方針を検討しながら年末に備えましょう!