こんにちは、株歴7年目のつんつん(@ZPuriko)です。
株主投資を始めた頃に始めてみた、プロに資産運用を任せるサービス:ファンドラップを、解約しました。
契約可能な最低金額から推測するに富裕層向けのサービスで、お金があればあるほどお得になるサービスなんだろうな(契約金額が高いほど手数料は安くなる)・・・と思いながらも、実験的に運用をお任せしてみました。
この記事は、
- ファンドラップ(ラップ口座)をやってみたいと思っている人
- ファンドラップを契約最低金額300万円でやってみた運用結果が知りたい人
- プロに運用を任せるとどれくらいお金が増えるのか知りたい人
の参考になると嬉しいです。
銀行で勧められて契約したシリーズ、投信はコチラです。
ファンドラップの概要|契約可能金額300万以上から
ファンドラップは一般庶民に不向きなの?
私のメインバンクのファンドラップは、300万円以上~運用を任せることができる商品です。
ファンドラップとは、投資家が証券会社などのサービス提供業者にある程度のまとまった資金を預け、資産管理・運用を行うための「ラップ口座の一形態」です。
資産運用に当たり、自分の投資目的や投資期間等に合わせて投資方針を明確にし、投資対象の配分比率を考えた上で投資信託等のポートフォリオを構築、運用するのが一般的です。
証券会社などの投資運用業者と投資一任契約を締結した上で、資産配分の構築や投資する投資信託等の選定と売買の判断、定期的な比率調整などを任せられる投資一任運用を提供するものもあります。
手数料は、一般的に、売買ごとの手数料ではなく、資産残高に対して一定料率が課される体系や成功報酬による体系となっています。別途、投資信託の信託報酬といった管理報酬等が間接コストとしてかかる場合があります。
初めてでもわかりやすい用語集 より引用
まとまったお金がないと運用さえもできないという商品で、
私の周りにファンドラップやっているよ~なんて人には今のところ会ったことがありません。(私に言わないだけかもですが笑)
ファンドラップの中身のファンド
私の契約していたファンドラップの中身は、下記で構成されています。
- 日本バリュー株
- 日本グロース株
- 日本中小型株
- 米国株
- 欧州株
- 新興国株
- 日本債
- 米国債
- 新興国際
- J-REIT
- G-REIT
- コモディティ
- ヘッジファンド
これらのファンドの運用をプロに任せているのがファンドラップです。
ファンドラップの運用コース
どういう方針で運用したいかを5種類の中から選びます。
①安定 ②やや安定 ③バランス ④やや積極 ⑤積極の5つの中から選びます。
運用資産分類の日本株・外国株に占める割合が高くなります。
私は6年間ずっと⑤積極で運用していました。
日本株式 約45%
外国株式 約35%
こんな感じの割合です。
あと、報酬の払い方を固定報酬型と成功報酬型の2種類から選びます。
違いがピンとこなかったので固定報酬型にしました。
ファンドラップの利益はいくら?運用変遷と利益実績
丁度銀行に資産運用の相談をしたときに、ファンドラップと定期預金をすると定期預金の利率が上がるというキャンペーンをやってまして、キャンペーン目当てもあって運用をすることにしました。
6年前の当時だと、まだ個別株は始めたばかりで自信がなかったし、プロに任せた方がいいと考えたんです。
あと、資産運用しなきゃ!と思い始めた頃で貯金で寝かせておくのだけはやめとこうと思ってたのですが、適当な商品が見つからなかったんです。
一時は証券会社のCMで、ファンドラップにフューチャーしたCMが良く流れてました。(今も良く流れている?)
ファンドラップサービス購入と一部解約・解約履歴と利益額
☟①、約7カ月で約56万円プラスになったので調子に乗ってた期
2014年8月23日 300万円契約
2014年12月7日 200万円追加契約
2015年3月26日 全額解約 +562,176円(税抜き済)
☟②、①の成功体験の再来を願ったが全く思い通りにならなかった期(約3年)
2015年6月26日 350万円契約
2015年10月26日 100万円追加契約
2018年 4月27日 450万円のうち150万円一部解約 +15万円(税抜き済)
☟③解約する時期を待ってる期(2年7カ月)
※運用資金300万の場合、一部解約不可
2020年12月11日 370万円 全額解約 +約60万円(税抜き後の予定額)
①56万円
②15万円
③60万円(予定:入金確定は12月29日予定)
①-③(6年間の利益)=131万円
ファンドラップサービスを利用した感想
積極型で運用していたため、政治的リスクがある(例えば、EU離脱の時等)は元本割れしていました。
2015年から2018年までは、運用報告書は元本割ればっかりだった記憶です。
- リスクを取っただけに預金をしているよりは増えた
- またプロに任せても、市場がイマイチな時はマイナスになるし、市場がイケイケの時はプラスになるのが理解できた
今回、解約に踏み切ったのは、先月の運用報告書では340万円ぐらいだったのが今月の報告書では急回復していて370万になったので解約しました。
運用は任せていても、利益確定のタイミングのアドバイスがあるわけではないので、利益を確定するタイミングの判断は私自身がやるのが、難しかった点です。
ファンドラップを解約した理由
上にも書きましたが、運用は任せているけど、利益を出すジャッジをするのは私であること。
- 個人的に無機質な運用と感じていて、金額でジャッジするしかないのが正直しんどいこと、
(すべて任すから、利益を出した分を都度還元してくれればいいのに・・・と思ってしまう)
- 手数料が結構かかる
- 私は企業を応援して配当や株主優待で還元される方が好きだし、投資しがいがある
ことが理由で解約しました。
ファンドラップの資金でコーセーの株を買いました!
基本報酬として支払った金額はいくら?
せっかくなので基本報酬と支払った額も算出してみました。
2018年1月~2018年12月(1年間)の場合
期間 | 基本報酬額 |
2018年1月1日-2月14日 | 6,742円 |
2018年2月15-5月17日 | 12,367円 |
2018年5月18日-8月17日 | 9,061円 |
2018年8月18日-11月15日 | 8,780円 |
2018年11月16日-12月31日 | 4,222円 |
合計 | 41,172円 |
年間で、運用資産から41,172円の報酬を支払っています。
他の年の正確な支払い報酬額が見当たらないのですが、
40,000×6年間=240,000円ほど報酬を払ってそうですね。
ファンドラップで利益はでた!投資を任せたい人向け
様々な分野に分散して投資ができるし、プロが運用してくれるので手間がかからないので、放置できたところがメリットでした。
でも、解約に至った理由は
- 私は企業へ投資するのが好きなので、企業から何か還元がある方が投資をしている実感が湧く
- 配当金や分配金が都度もらえるわけではないので還元を受けている気がしない
- プロに運用してもらうので手数料が結構かかる
一旦切り上げて、自分で運用してみようと思ったのです。
LINEのロボアドのときと同様に、
私は『企業に投資している』という実感を得ながら投資したいようです。